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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018 第1-2戦(岡山)予選レポート

岡山県美作市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シリーズ第1-2戦の予選を、岡山国際サーキット(岡山県)で2018年4月7日(土)に開催いたしました。

天候:くもり 路面:ドライ 気温:8度 路面:17度(セッション開始時)

2018年シーズンも国内で最大の人気を誇るレース、SUPER GT開幕戦のサポートレースとして岡山国際サーキットで第1-2戦が開催されるポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)。公式予選は土曜日に1回のみ開催され、第1戦のスターティンググリッドは予選のベストタイム順で決定するが、第2戦は予選で記録されたセカンドタイム順でのスターティンググリッドとなる。そのため予選は、ベストタイムに近いタイムを安定して出せるかがポイントとなる。

予選に先立ち、前日の6日には専有走行を2回実施したが、一回目は小雨、二度目は雨脚も強まり完全なウェットでの走行となった。各車は精力的に周回を重ねたが予選日は晴れの予報が出ていたため、新たに導入されたタイプ991Ⅱ型の911 GT3 Cup、そして今年PCCJデビューを果たすニューカマーたちの真の実力は未知数のまま土曜日を迎えることとなった。

翌7日(土)、直前のSUPER GT公式練習の途中から降り出した雨はPCCJ公式予選開始時には止んでいたものの、路面の一部はまだ濡れてる状況。様子見のためにレインタイヤでコースインしたドライバーたちも路面が乾いていくにつれ、ドライタイヤに履き替え続々とタイムアタックに挑んでいく。

予選開始から10分が過ぎた頃、今年もPCCJジュニアプログラムドライバーとして参戦する#18 上村優太1分32秒台へ突入する。それを追いかけるように、2016年のシリーズチャンピオンで今シーズン再びPCCJに参戦する#78 近藤翼、そして昨年PCCJ史上初のオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルチャンピオンに輝いた#9 武井真司も32秒台をマーク。この3人によるポールポジション争いは、最終的に岡山のニューコースレコード1分32秒061を記録した#18 上村が制した。初戦ポールポジションを獲得した#18 上村は、「最初、路面コンディションが悪かったので思った以上にタイムが伸びませんでした。でも、最終的にコースレコードを塗り替えるタイムが出せて良かったです。決勝ではスタートが勝負になると思うので、うまく決めて逃げ切って優勝できるように頑張ります」と語る。2番手の#78 近藤は「マシンバランスに苦労しましたが、その原因も分かったので決勝では逆転優勝を狙っていきます」と決勝に照準を合わせる。3番手の#9 武井は「マシンセッティングを完全にドライ用に変更できなかったので厳しかったですが、決勝は若手2人に着いていきチャンスを見逃さないようにしたいですね」と冷静に語っている。

一方、ジェントルマンクラスでトップタイムをマークしたのは、今シーズンPCCJ初参戦となった#20 鈴木宏和で「PCCJ初の予選で緊張してハーフスピンなどもありましたが、最終的にクラスのトップタイムを記録することができとても嬉しいです。決勝はミスすることなく、トップでゴールできるように頑張ります」と、初ポールポジション獲得の喜びを語る。2番手タイムをマークした#98 IKARIは、「最後のアタックで他のクルマに引っかかってしまい、32秒台を記録できなかったのが悔しいですね。決勝では、このポジションより上の順位でゴールしたいですね」と振り返る。3番手の#3 TAKASHI HATAは「マシンセッティングが決まらなかったので予選結果に満足はしていません。決勝で巻き返しを図りたいと思います」と力強く語っている。
なお、ジェントルマンクラスの予選結果全体を見ると1分33秒台が7台、34秒台が4台と約1.5秒以内に11台がひしめいているため、決勝レースは接戦が予想される。

セカンドベストタイムで争われる第2戦の予選結果は、第1戦と同じく#18 上村がポールポジション、2番手に#78 近藤、3番手は#9 武井となっている。ジェントルマンクラスのポールポジションは第1戦と同じく#20 鈴木が獲得し、2番手は#3 TAKASHI HATA、3番手は#32 永井秀貴が獲得している。

第1戦の決勝レースは7日16時30分〜、第2戦は8日11時35分〜、両日とも15周で競われる。

2018/4/7