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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第1〜2戦(岡山)予選レポート

岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第1〜2戦の予選を、岡山国際サーキット(岡山県)で2017年4月8日(土)に開催いたしました。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017第1〜2戦(岡山)予選レースレポート
天候:くもり 路面:ドライ 気温:20度 路面:23度(セッション開始時)

2017年シーズンも昨年同様に、岡山国際サーキットで開幕戦を迎えたポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)。公式予選が行われた土曜日は、明け方まで降り続いていた雨の影響で朝の時点では、路面は濡れている状況であった。だが、午前中に行われたSUPER GTの公式練習の走行により路面は徐々にドライ状態へ。このような状況下、PCCJの公式予選が11時30分にスタートしたが、空は厚い雲が覆っており、時々太陽も顔を覗かせる微妙な状況下、全車ドライタイヤでコースイン。

コースインの順番は前日行われた専有走行の総合結果順となっていたが、8番目となっていた今年のPCCJスカラシッププログラムドライバー#17上村優太は最後尾からを選択する。「8番目だと前後のマシンとの差も詰まり自分のペースで走れないと思ったので、最後にコースインすることにしました」。#17上村は、前日の専有走行が岡山国際サーキットで初めての走行であったが、雨に見舞われたためドライタイヤで走るのはこの予選が初めてが故の作戦であった。この作戦が功を奏し、#17上村は徐々にミシュランタイヤの特性を掴んでいきペースアップしていく。

しかし、この#17上村の前に立ちはだかったのは昨年のPCCJスカラシッププログラムドライバーでランキング2位となった#89三笠雄一だ。レコードラインは乾いているもののラインを一歩外してしまうとまだ濡れているため、それを最初に確かめるとすぐにタイムアタックを開始。そして4周目には、早くも唯一の1分32秒台に突入する。「1セット目のタイヤは無駄になってもいいので、フィーリングを確かめる意味でも初めから飛ばしていきました。それで2セット目はセットアップを変えて結果的にタイムアップしていましたが、自分では納得した走りができませんでした」。こう振り返る#89三笠だが、岡山のコースレコード1分32秒363を上回る1分32秒279でポールポジションを獲得。「アタックラップでは路面が乾いて綺麗になってきたためタイヤがグリップするようになり、タイムが上がったのだと思います」と冷静に振り返る。

新旧PCCJスカラシッププログラムドライバーの対決は#89三笠に軍配が上がったが、2番手に付けた#17上村は「とにかく初参戦なので自分をいかに高めていくかだと思うので、今日の予選でも経験を積むことができました」と結果よりも自分のスキルアップに重点を置く。

2014、2016年のジェントルマンクラスチャンピオンで今年はオーバーオールクラスでの参戦となる#7星野敏は金曜日の練習走行では総合トップのタイムを記録し、ポールポジションの獲得も期待されたが、残念ながら4番グリッドからのスタートとなった。

一方、ジェントルマンクラスでトップタイムをマークしたのは、2015年の同クラス王者である#9武井真司。ジェントルマンクラスでは唯一となる1分32秒台を記録しているが、予選後に本人は悔しさが滲ませていた。「前のクルマとの距離を開けてタイムアタックしても追いついたりしてしまい、うまくタイミングがつかめませんでした。自分としては総合のポールポジションを狙えたと思っていたのですが…」とタイムアタックのタイミング次第ではコンマ5秒は縮めたはずとも語ってくれた#9武井だが、クラスのコースレコードとなる1分32秒789を記録。なお、ジェントルマンクラスは予選10番手の#99 佐野新世(1分33秒864)までが岡山のコースレコードとなっている(従来の岡山ジェントルマンクラスコースレコードは1分33秒989)。この結果からしても、ドライバーの実力が拮抗していることがよく分かる。

なおジェントルマンクラス2番手は、シリーズ参戦2年目となる#32永井秀貴。#32永井は「タイヤを交換後にタイムを縮められたのは、1セット目で自分なりに掴めたものがあったので、それを次のセットで生かせたのだと思います。決勝ではスタートが苦手なので、そこが課題です」と言う。果たして、今年の目標である初優勝を開幕戦で実現できるのか注目される。なお、予選結果全体を見ると1分32秒台が4台、33秒台が9台、34秒台が6台と2.5秒以内に19台がひしめく接戦であった。

第1戦の決勝レースは9日16時30分から15周で争われる。気温と路面温度は公式予選時から下がることと、雨が降る可能性も高まっているため、どのような展開になるのか注目される。

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2017/4/8